友人や会社の同僚に、
断捨離して生活を見直すとスッキリするよ
とおすすめされた方も多いでしょう。
でも、「断捨離ってそもそもどういうこと?メリットとかあるの?」と疑問に思っている方も少なくありません。
最近よく耳にする「ミニマリスト」と「断捨離」との区別もいまいちわからないという方もいらっしゃいます。
今回は、断捨離の意味とメリット、ミニマリストとの違いについても焦点をあててご説明していきましょう。
もくじ
断捨離って一体なに
断捨離とは、もともと「やましたひでこ」という著者が、自身の本の中で提唱した造語、兼、考え方です。
断捨離は、それぞれ「断」「捨」「離」の3つの漢字にわけて意味をなしています。
- 「断」:自分に入ってくる不要なものを断っていくこと
- 「捨」:家にある不要なものやガラクタを捨てていくこと
- 「離」:様々なものから自身の執着心を切り離し、心のゆとりがある空間に自分自身の身を置くこと
上記の考え方をやましたひでこさんは著書内でまとめて、さらに「断捨離」という造語で端的に表した結果、世間に断捨離の言葉と考え方が一気に浸透し、広まっていきました。
パッと見、「断捨離」は仏教やヨガの用語だと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、違いますので、気をつけましょう。
ただ、「断」、「捨」、「離」といった個々の字は仏教でも大事な言葉として見なされているため、私たちの中にスッと入ってきて広まっていったのではないでしょうか。
ミニマリストとの違い
断捨離とは簡単にいうと、不要なものを買わずに、身の回りにも置かずに、物への執着心を少なくしていくことでした。
似たような言葉で最近よく耳にするのが、「ミニマリスト」という言葉。
では、ミニマリストとはどういう意味なのでしょうか。
ミニマリストとは、必要最低限度の物だけを身の回りに置いて、生活している人のことをいいます。
- 断捨離:そもそも多くのものを持っていたけれども手放すことで身の回りをスッキリさせていくこと
- ミニマリスト:そもそも多くのものを持たないということ
上記のようにイメージしておくと、違いがはっきりとするのではないでしょうか。
断捨離をするメリット
断捨離のメリットは一体どんなことなんだろうと疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
断捨離のメリットは大きくわけて、以下の3つだと言えます。
- 価値観の再確認と見直し
- 部屋の中から必要なものを探す時間を減らすため
- お金の無駄遣いを減らす
上記は具体的にはどういったことなのでしょうか。詳しくみていきましょう。
価値観を改めて見直せる
断捨離をしていくと、「本当に必要なもの」を残していくことになるでしょう。
そのため、「今の自分がどんな価値観のもとに、どんなものによって支えられて生きているのか」という自身の生活の価値観と向き合うことになっていきます。
過去と今の自分を比較したり、未来の自分や生活についても考えなければ、モノを減らすことができないので、自分自身を変えてるきっかけにもなるでしょう。
断捨離を定期的に行うことで、今の自分の価値観と向き合いたいと思って断捨離を行う方も少なくありません。
ものを探す時間を削減できる
あれ、セロハンテープってどこにあったかな?
と、必要なものがすぐ見つからなかった経験がある方はとても多いのではないでしょうか。
断捨離を行うことで、現在や近未来の自分が必要なものだけが自宅・部屋に残ることになるので、それだけ今必要なものがすぐに見つけられる可能性が高まります。
日常の中で、何か必要なものを探す時間は5分前後かもしれませんが、毎日5分前後そういった時間があると考えると、1年間ではものすごい時間を無駄にしてしまっていると考えることもできるでしょう。
限られた人生の時間を効率的に使いたいと考えた結果、断捨離をする方も少なくありません。
無駄遣いを減らせる
人生で無駄にしてしまうのは時間だけではありません。
お金も無駄にしてしまうものです。
ついつい、使うかどうかわからないものでも、安かったり見た目がよかったりして、衝動買いしてしまったという方も多いはずです。
不要なものを買わなくなると、その維持費や、捨てる際に発生する処分代も節約することになるため、購入費用以上のお金を節約することができるでしょう。
物への執着を減らしていくことで、お金を節約できるというメリットも断捨離を行なっている人たちが感じている大きなメリットです。