バイクに昔は乗っていたけど、今はもう乗ることがなくなってしまって処分したいという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、バイクは自治体の粗大ゴミ回収では引き取ってくれないため、気をつけなければなりません。
今回はどのような方法でバイクを処分することができるのか、大きさごとのバイクの廃車手続きについて解説していきましょう。
もくじ
バイクを処分する方法
神奈川県内にお住まいの方がバイクを処分したい場合、以下の方法で処分可能です。
- 指定の引取場所へ持ち込む
- 廃棄二輪取扱店による収集
- バイク廃車専門業者に依頼
- 専門業者による買取
- 不用品回収業者に回収依頼
正しい処分方法でバイクをしっかりと手放していきましょう。
それぞれの処分方法についてご説明していきます。
指定の引取場所へ持ち込む
指定の引取場所に持っていくことで、バイクを回収してもらえます。
ただ、回収対象車両でないと回収してもらえないので注意が必要です。
事前に引取場所が引き取ってくれるバイクの車種かどうか問い合わせしておくようにしてください。
また、事前に廃車手続きを行っておく必要もあるので気をつけましょう。
神奈川県内ですと、以下の6箇所が引取場所として指定されています。
- スガヤメタル株式会社
- 東亜物流株式会社神奈川営業所
- 東芝環境ソリューション株式会社
- SBS即配サポート株式会社幸浦デポ
- 株式会社サトウリサイクル部門
- 株式会社東産業佐原事業所
※引き取り費用は無料ですが、業者などに運搬を依頼する場合には、その費用が別途かかります。
廃棄二輪取扱店による収集
廃棄二輪取扱店に依頼して、処分したいバイクを引取場所まで持って行ってもらうことで処分していく方法もあります。
廃棄二輪取扱店に依頼する場合には、手数料がかかります。
相場は数千円から1万円ほどで、お店によって異なるので、確認してから依頼してください。
複数の廃棄二輪取扱店で見積もりを出して比較してから依頼するようにしましょう。
バイク廃車専門業者に依頼
バイク廃車専門業者に依頼してバイクを回収してもらうことも手です。
バイク廃車専門業者の多くは動くバイクに関しては無料で回収してくれます。
廃車手続きも無料で代行してくれる業者もありますので、どういったサービスを行なっているか確認してから依頼するとよりお得にバイクを手放すことができるのでおすすめです。
専門業者による買取
手放したいバイクが故障していなければ、専門業者にバイクを買い取ってもらうことで処分していくことも可能です。
しっかりと動くだけでなく、最新の車種や人気の車種が高額査定になりやすい傾向にあります。
バイク自体の状態が良いものも査定額が上がる期待を持てますので、買取を考えている方はくれぐれもバイクの保存状態に気をつけて、綺麗な状態を保っておきましょう。
一社だけでなく、複数の専門業者に見積もりを出してもらったり、お持ちのバイクの買取相場を事前に調べておくなどして、損しないような事前準備も重要です。
不用品回収業者に回収依頼
不用品回収業者の中には、バイクを回収してくれるところもあります。
さらに、ヘルメットなどバイクに関する備品も一緒に回収してもらえますので、一気に片付いていけます。
多少お金はかかってしまいますが、ヘルメットなどのバイク備品やそのほかの家電製品、家具なども一緒に手放したい場合には不用品回収業者に依頼することでお得に手放せられるでしょう。
バイクの廃車手続きについて
バイクを手放す際には、廃車手続きをしっかりと行なっておく必要があります。
以下の内容について、バイクの廃車手続きに関してご説明していきましょう。
- 廃車手続きは3月までに終える
- 原付バイク(125cc未満)
- 軽二輪自動車(125cc~250cc未満)
- 小型二輪自動車(250cc以上)
また、バイクには、永久的に使用しない「永久抹消登録」と一時的にバイクの使用をしない「一時抹消登録」の2種類があるため、バイクを手放す際にはどちらの廃車手続きを行なっていくのかしっかりと決めておきましょう。
廃車手続きは3月までに終えよう
バイクの廃車手続きは3月までに終わらせておきましょう。
なぜなら、4月1日時点での所有者にバイクの税金が課せられてしまいます。
乗らないのに税金を納めなければならないといった事態を避けるためにも、3月いっぱいで手続きが完了するように進めてください。
原付バイク(125cc未満)
原付バイク(125cc未満)を廃車手続きする際には、市区町村の役所にて行うことになります。
廃車手続きに必要なものは以下の通り。
- 印鑑
- 車検証
- ナンバープレート
- 本人確認書類
- 標識工夫証明書
廃車申告書を役所で購入するか、事前にお住まいの市区町村の役所のホームページからダウンロードして、必要事項の記入などをして上記のものと一緒に提出していきます。
軽二輪自動車(125cc~250cc未満)
軽二輪自動車(125cc~250cc未満)を廃車手続きする場合は、お住まいの市区町村の役所ではなく、「陸運局」ですので、注意してください。
原付バイク(125cc未満)の廃車手続きと同様の書類を集めて、陸運局にいきましょう。
- 一時抹消登録希望の方は「軽自動車届出済証返納届」
- 永久抹消登録希望の方は「軽自動車届出済返納証名所交付申請書」
それぞれ必要です。
上記2種類の書類は陸運局にて入手できます。
小型二輪自動車(250cc以上)
小型二輪自動車(250cc以上)の廃車手続きも陸運局にて行うことになります。
自賠責保険の還付申請と軽自動車税の手続きも忘れずに一緒に行なっておきましょう。
廃車手続きには、以下の書類が必要です。
- 印鑑
- 車検証
- 軽自動車税申告書
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
陸運局にて、軽自動車届出済証と軽自動車届出済証返納証明交付申請書も別途入手して、提出していくことになります。
バイクの処分費用はいくら?
バイクの処分にかかる費用について、最後にまとめておきましょう。
【バイクの処分費用】
処分方法 | 費用 |
---|---|
指定の引取場所へ持ち込み | 無料 |
廃棄二輪取扱店による収集 | 数千円から1万円ほど |
バイク廃車専門業者に依頼 | 無料(まだ動く場合) |
専門業者による買取 | 無料 |
不用品回収業者に回収依頼 | 2万円から5万円前後 |
【廃車手数料】
種類 | 費用 |
---|---|
原付バイク | 一時抹消登録:無料 永久抹消登録:無料 |
軽二輪自動車 | 一時抹消登録:500円 永久抹消登録:無料 |
小型二輪自動車 | 一時抹消登録:350円 永久抹消登録:無料 |
バイクやバイク備品、または他の不用品を一度にてばなしたいという方は不用品回収業者の利用がおすすめです。
定額プランなどを利用していくことで、バイクやその他の不用品も一緒にお得に手放すことができる場合もあります。
不用品の数や容量などを確認して、定額プラン内におさまるかどうかご検討してみてください。